オールハンドメイド

投稿日:2017年9月10日

カテゴリ:デンタルスタジオ和ブログ

こんにちは!技工士の芳賀です。

残暑が少し残るものの、秋に向かって雨が降ったり

季節の変わり目ですね。

体調管理に気をつけたいものです。

 

私の趣味の話ですが8月終わりに謙信公祭という、

上杉謙信の所縁のある新潟県上越市の大きなお祭り

に行ってきましたよ〜!

上杉謙信といえば宿敵武田信玄との川中島の戦い。

武田軍、上杉軍の出陣行列や模擬合戦など

楽しんできました〜!!

 

さてさて、本日はオールハンドメイドだからできる

事、たくさんありますが、その中でも私が

実際に実感したものを紹介します。

人の歯って、実際には白…ではないです。

イラストなどで表現する際は白ですね。

でもいろんな白があって、赤っぽい白、黄色っぽい

白、グレーっぽい白…..または透明感が強いとか

白濁している、琥珀っぽい、などなど、天然歯は

様々。

それは人によって全く違いますね。

その細かい色の部分まで表現できるのは

ハンドメイド、ならではだと思います。

特に思うのは、インレー(詰め物)です。

天然歯により近く似せた詰め物を入れていただいて

作り物とわからない、そんなインレーを

目指しています。

下の写真はハイブリッドインレーになります。

部位によってシェード(色)の指定が違かったので

その支持の通り作成しました。

6番はA2で多くの歯を基準としているものです。

特に4番が黒っぽくなっていますが、通常の

シャードガイドでは表現できないような色味でした。

 

模型上ではそのように見えても、この患者様の

口の中に入ったら調和される色でした。

作っていた私がビックリでしたが、

真っ白な歯を作っていても、それが患者様の口に

入った時に調和していなかったら浮いて見えたり

まるで作り物というカッコ悪い技工物が

出来てしまいます。

人によって本当に色味が違うので

下の写真は結構特殊な色でしたが

ハンドメイドの技、それができるのは

歯科技工士だけなんですよね!